6月号の編集後記でも記載したのですが、2013年の5月、13年と少々住み続けたアパートから引越しをしました。

そのアパートであるところのコーポN(一応伏せ字)は、僕にとってとても快適な住処で、引越しが決まってから離れればならないのが辛くて辛くて……。
引越し前に飲み会があると、お酒が進むにつれて僕の「コーポN愛」を語る場となり同席者を辟易とさせたものです。

余談ですが、個人的にお付き合いのある或る作家さんを捕まえてすら、自分のアパートが如何に愛おしいかを語り倒す始末。編集者としてどうなんだ、と思いつつも溢れる想いを抑えきれずにおりました。

 
コーポNの何処が素晴らしかったかを語ると、それこそ単行本1冊分の文章量になっても足りないのでそちらは割愛させていただくとして、現在は新天地での生活を開始しています。

しかし引越しとなると、荷物の大移動をしなくてはなりません。根が生えたように13年も同じ場所に居続けると、気がつけばモノが鬼のように増えているもの。もともと着道楽で、服の数も多い僕なのですが(例えば冬物のロングコートだけで7着あります)、何よりものすごいのが本関連。本棚に入りきらない本は、適当にまとめて床置きしていたのですが、荷造りをしようとコーポNを見回してみると、ハードカバーに文庫に新書にマンガに写真集に美術展の図録に、ついでに何となく捨てるに忍びない学生時代の教科書関係に……と、まぁ我ながらヒクほどの分量でした。

結局、自分で荷造りするのは断念し、引越しのサ○イに荷造りまでまとめてお願いしたのですが、プロの業者さんですら「なんで一人暮らしのアパートにこんなに本があるんだよ?」と言いたそうな顔をしていたのはナイショです。

 

新天地に移ってからも本誌制作に追われていまして、なかなか運び込まれた段ボールを開けられずにいたのですが、先日、ようやく思い立って開封に着手。取り敢えずざっくりとカテゴリー分けして床に並べたのが冒頭の写真です。

一番手前に映っているのが「特攻の拓」と「今日から俺は!!」だったりするのは見なかったことにしてください。

もちろん引越し前で本棚に入りきっていなかったので、本棚一個では間に合わないのは言うまでもありません。

現在、自室の4分の1くらいを床置きした本が埋めています。「ま、まぁ、またちょっと仕事も忙しくなってきたし、続きはまた今度って言うことで」と自分に言い訳して放置してるのですが、どうしたらいいのでしょうか???
 
そんなこんなでスペース的には非常にキビシイ本ではありますが、でも本を読んでいる時間は僕にとって至福の時間。本を作れる仕事に携われて幸せですよ。

 

・オマケ1

13年振りの引越しとなると、自分でもすっかり忘れていた物品が押入れから発掘されたりします。

押入の奥からサターン用4MRAMが出て来ました……が、一緒にあるはずの『ダンジョンズ&ドラゴンズコレクション』が見当たりません。どうして???

 

・オマケ2

「いつ」「どうして」買ったのかがまったく思い出せないPC版『大航海時代IV』。プレイした記憶もありません。SFCの『II』はかなりハマったのですが……。

 

・オマケ3

我が青春のコーポNを本邦初公開!! 引越し当日に撮りました。見ていると涙が零れ落ちそうです。

「僕以外の誰かがここに住むかもしれない」と考えるだけで、嫉妬に狂いそうになります。
コインパーキングにでもなっちゃえばいいのに!

ちなみに左下は私物の3DSです。