今年も大盛況だった東京ゲームショウ。
国内のゲームメーカーだけでなく、32の国や地域から421もの企業や団体が出展していました。TGSにはSCEやカプコンと言った大手ゲームメーカーの巨大なブースだけでなく、中小企業や個人で参加しているインディーズなどの小さなブースもあります。その中で編集部が気になったのはこれ。

SmileBoomさんの「プチコン3号」です。

知っている人もいると思いますが、以前DSiで出ていたプチコンの新作です。

プチコン3号は3DSで動作するプログラムツール。
なんとBASICが3DSで動作するのです!
BASICと聞いて30代以上の人ならば懐かしいと思う人も多いんじゃないでしょうか?

知らない人も多いと思うので簡単に説明すると、BASICとは80年代のマイコン時代に使われていた最もポピュラーなプログラム言語。英単語の組み合わせだけなので初心者でも簡単にプログラムが組むことができました。しかし、動作が遅いので次第に廃れていきました。そんな廃れてしまったBASICが3DSで復活するなんて!
ホント驚きです。

さて、BASICと言うと初心者でも簡単にプログラムができるぶん、遅いとか機能が少ないとか問題もあります。しかし、プチコン3号は21世紀の最新のBASIC。実際に触ってみましたが、動作は恐ろしく速く、しかも立体視やジャイロなどの3DS特有の機能もしっかりと使えます。更に面白いことに組んだプログラムはネットにアップロードして公開することができ、しっかりと現代風になっています。

そんな楽しそうなプチコン3号ですが、ほぼ完成しておりリリースも近いとのこと。80年代にBASICをいじっていた人だけでなく、簡単にプログラムが体験できるので将来プログラマを目指す人にもオススメです。

http://smileboom.com/special/ptcm3/

写真・文:pusai