三才ブックスには大体半年に一度の周期で見られる光景があります。 それは……

三才ブックスの花柄番長こと山本の「経費大精算祭」です。

三才ブックスでは記事で使う物品の購入費や打ち合わせ飲食代など、基本的には事前に申請を出すことになっています。

①申請書提出→②上司の裁可→③総務から仮払いを受け取る→④購入→⑤精算

という流れで、まあ至って普通ですね。 ただ、僕に関しては生来の超絶面倒くさがりな上、そもそも整理整頓が死ぬほど苦手。③の仮払いを受けてしまうとそのお金を何処かにやってしまいそうで、②の裁可が出た段階でいったん自腹で立て替えて、後で精算してお金をもらうというスタイルでやってきています。

で、繰り返しになりますが、僕は超絶面倒くさがり屋さん。立て替えた自腹分も基本的にも応用的にも放置しちゃうのです。 ずーっとずーっと放置していると、しびれを切らした総務のKさんから「いい加減そろそろ精算しろ!」というお達しがやってきます。

そして精算を8か月ほど放置した先日、ついに久々のお達しが下され、半泣きになりながら机や財布のアチコチから領収書を発掘。 大精算祭りを行いました。 実は精算金を溜め込む三才ブックスレコードホルダーはこれまでも僕だったのですが、この度めでたく自己ベストを大幅に更新することに成功! その額なんと53万円!!! Kさんが「そんなに現金ねーよ!」とキレておりました。 「じゃあ別にいつでもいいですよ~」と脳天気に応えたところ、「ほっといたら余計たまるからとりあえずある分だけ精算する!!」とおっしゃられて、めでたく20万円ほどゲット!

ちなみに山本方式、何かすごく儲かったような気分になるのですが、もちろん立て替えているだけなので完全なる錯覚です。 むしろ見つからない領収書も少なくないため、どんどん損するシステムだったりします。 しかも下手に手元に現金が増えるため、無駄遣いしてしまうという……。 でも妙なカタルシスがあったりもしたりして。

なお、当たり前っちゃ当たり前ですが、総務の人に嫌われます。普段温厚なKさんのガチな舌打ちを聞くことになるとは……。

こちらを読んでくださっている学生さんは、こんなダメ社会人にならないように気をつけてくださいね。 こんなのが許されるのも(許されてない説が濃厚ですが)、寛大な三才ブックスなればこそ。もはや僕自身の矯正は難しそうなので、せめて読者様がたの反面教師にでもなれば幸いです。