今回もゲーム系アイテムをご紹介しようと思います。

ブツは、日本のアーケードシーンを追ったドキュメンタリーDVD『100 Yen: The Japanese Arcade Experience』。米Strata Studiosが3年をかけて製作した作品でして、つまるところ、“海外から見た日本の熱いゲーセン文化”を描いたものなんですね。“100円”というタイトルがなんとも粋な感じです。

作品の中では、弾幕シューティングのハイスコア求道者たちや、観衆を惹きつけるパフォーマンスを見せるDDRプレイヤーたちがとくにフィーチャーされ、彼らが集うゲーセンという熱狂空間が魅力いっぱいに描かれています(そんな文化を支えるゲーセンの店長さんも!)。そこにはゲーセン文化が日本のようには盛り上がらなかった海外からの憧憬的な視点も感じとれると言いますか。

ウメハラによるゲーセンとの出会い語り、業界関係者たちがゲーセン文化について語るインタビューなどなど本DVDは資料としての価値も。ご興味ある方はぜひ入手してみてはいかがでしょうか(日本語字幕付きですし)。

そうそう、映像中に出てくる妙に香港チックというかクーロンズゲート(九龍風水傳)的な空間のゲーセン。こんなゲーセン、日本にあるの? なんかのセット? と思っていたら、これ、川崎のウェアハウスだったんですね。こんど行ってみることにします。(最近こちらの記事でも話題になったゲーセンです ⇒ 『【伝説のスラム街】「電脳九龍城(クーロン城)」ことウェアハウス川崎店の再現度は常軌を逸してる!まじでボロボロ!』)

『100 Yen: The Japanese Arcade Experience』の公式サイトはこちら。