前回、SteamでVPNを使う事によって国を偽装しておま国を回避する方法を紹介しましたが、今回は応用編です。

前回紹介したSteamのシリアルコード有効化ですが、VPNが必要かどうかは実際に試してみないと分からない…なんて事はありません。SteamDBを見ればVPNが必要かどうかが予め分かります。

SteamDB
https://steamdb.info

まずはSteamDBで買いたいタイトルを検索してみましょう。今回は『バイオハザード6』を例に解説していきます。

簡単に言うと、SteamDBはSteamのソフトのありとあらゆるデータが見られるサイトです。おま国情報は勿論のこと「おま値」情報も見る事ができます。とくにおま値は各国の価格を比較ができるので、どの国のシリアルコードを買えばオトクなのかが一目で分かります。

今回の『バイオハザード6』ですが、日本のSteamだと2990円、北米だと3675円と日本の方がオトクです。しかし、ロシアだと1093円となんと日本の63%off。つまり、ロシアのシリアルキーを買えばかなり安く済むというわけ。
しかし、ロシア版が安いからと言って日本のSteamで有効化できるとは限りません。その場合はVPNを使って回避すればいいのですが、本当にVPNが必要かどうかもSteamDBから調べることができます。

まずはSteamDBの左のメニューの「Packages」を選択します。

リストが表示されるのでロシア版の「25994 Resident Evil 6 Retail (RU+CIS) 」の「25994」をクリックします。

ロシア版の情報が表示されますが、注目すべきは以下の2つです。

AllowPurchaseFromRestrictedCountries:購入が制限されている国
PurchaseRestrictedCountries:起動が許可されている国

ロシア版は購入制限も起動制限もあります。
とは言え購入制限は鍵屋でシリアルキーだけ買ってしまう場合は気にしなくても大丈夫。

ロシア版の『バイオハザード6』の起動が許可されている国は以下のとおり
AM AZ BY GE KZ KG MD RU TJ TM UZ UA LV LT EE AT BE BG CY CZ DK GB EE FI FR DE GS GR HU IS IE IM IT JE LV LI LT LU MT NL NO PL PT RO SK SI ES SE

起動が許可されている国は多いものの日本は入っていません。
つまり、シリアルコードの有効化をするにはVPNが必要ということです。

ちなみに日本版のバイオハザードは日本でしか起動できないという逆おま国だったりします。

さて、Steamはいくらゲームが安く買えるからと言っても「おま国」と「おま値」があります。セールだからと言って信用はせず、まずはSteamDBで国別の値段を比較し、鍵屋を有効活用すれば、もっとオトクになるというわけです。

文:pusai