2015年5月2日・3日に東京都千代田区にあるベルサール秋葉原にて『2015年全日本ヨーヨー選手権大会』が行われた。
スケバン刑事やハイパーヨーヨーなどを経て”玩具”から”競技”へと進化したヨーヨー。
ヨーヨー選手権大会では様々なヨーヨートリックを複合し自身の技術を披露する場となっている。今大会の優勝者には、8月に開催される『ヨーヨー世界大会』の準決勝へのシード権が与えられる事もあり、激戦が繰り広げられた。

ゲームラボ本誌にも登場したこともある『ヨーヨーマスターTAKA』氏によるパフォーマンスもあると聞き、決勝当日に取材に行ったのでその様子をお届けするぞ。

1Fではステージイベントや物販が行われていた。

『ヨーヨーマスターTAKA』によるパフォーマンスステージ。

『けん玉名人Akira』によるけん玉パフォーマンス。

年間500以上のステージを行う大道芸人の『金子隆也』氏によるパフォーマンス。

秋葉原キャンパスがある『クラーク記念国際高等学校』のアイドルユニット『きるじょい』によるライブステージも開催された。

全国のヨーヨー専門店も出店しており、非常に多種多様なヨーヨーを見ることが出来た。

体験コーナーもあったのでいくつかのメーカー品は実際に手にとって使用感を確かめることもできたぞ。

モッズブースでは、オリジナルのヨーヨーを当日に制作してもらうことも可能でした。

モッズヨーヨーのプロフェッショナル『s.kon world』さんに筆者が改造して頂いた『YOYOFACTORY ループ1080』と呼ばれるルーピングヨーヨー。

『ループ1080』は2012年2A部門世界チャンピオンに輝いた『高田柊』選手のシグネチャーモデルでもあり、ルーピングヨーヨーではトップクラスのポテンシャルを持つヨーヨーでもあります。

このヨーヨーに第1次ハイパーヨーヨー世代の憧れ『ハイパーレイダー』のキャップを移植。『ループ1080』のギャップ調整用ネジを見なければ本物と見間違う程の精度で仕上がっています。

2Fでは目玉であるヨーヨー選手権が開催。

真剣な様子で出番まで練習に取り込む選手。

演技前には必ずステージのチェックが入る。
選手は決められた時間のみ実際に演技するステージ上で練習をすることが可能。ヨーヨー選手権はステージ上を目一杯動きまわり演技をアピールするのでステージチェックは必須項目となっている。

選手権の様子はニコニコ動画による生放送にて全世界に配信されていた。ヨーヨー界の著名人による解説もあり、生で見るのとはまた違った角度から選手の演技を見ることが出来た。

入場券の通し番号による抽選会も。数万円もするヨーヨーが景品とあって会場内は大盛り上がり。

 

モッズヨーヨーコンテストの優勝者には『s.kon world』さんから世界に一つだけのオリジナルヨーヨーが進呈された。

激戦を勝ち抜いた選手たち。

今大会の勝者たちによる世界大会は、8月13日-17日に同会場ベルサール秋葉原にて開催される。ヨーヨーの生演技はかなりの迫力となっているので、ぜひ実際にその目で見て欲しい。

全日本ヨーヨー選手権
http://jyyf.org/2015jn/
ヨーヨー世界大会公式サイト
http://www.tokyo15.com/

写真・文:板倉正道