PCオーディオ用のDACが故障し、RCA端子から音が出ない状態になったので買い換えることに。

DACに関しては、自宅に近い状態での視聴がほぼ不可能。「DACなんかでさほど変わらないだろう」という思いもあり、試聴無しで買ってしまいました。ブツは、11月末発売の「FOSTEX HP-A4」。

そこそこ評判がよかったHP-A3の後継機ですね。出たばっかりで35,000~39,800円くらいが相場ですが、A3の価格から見て、そのうち3万以下にはなることでしょう。

今回、A4を選んだ理由は、以下の通り。

①机の上に置けるサイズ:これは必須条件

②USBバスパワー:そこまで気にしないけど、電源ケーブルは少ないほうが良い

③DSD対応:せっかくだから試してみたい

④そこそこ良さげなヘッドホンアンプ部:スピーカーメインだけど、ヘッドホンにも使いたい

⑤USB接続で192kHz/24bit以上:光デジタルでもいいんですが、できるだけUSBにしたい

⑥RCA出力可変:これも必須!

まずサイズは重要ですよね。A4の底面積は、3DSソフトのパッケージよりやや小さいぐらい。机の上に置いておいてもさほど邪魔になりません。またその割には重いので、ヘッドホン端子の抜き差しや、ボリューム調整で本体が動くこともありません。使い勝手面では満足!

USB接続のほか光デジタルや同軸デジタルにも対応で、入力周りは安心。ただし、独自ドライバーのインストールが必要です。

最後の「RCA出力可変」というのは、「スピーカーから出る音のボリュームを調整できる」という意味。当たり前のことのようだけど、わりと少ないです。例えばKORGのDS-DAC-10、DS-DAC-100などの場合、ボリュームノブはヘッドホン端子専用で、RCA出力は変わらない。調べた範囲では、TEACのUD-501やLUXMANのDA-100なども、RCA出力は音量固定の模様。高級機ほど、ボリューム固定で「プリアンプにつないで使ってください」ということになるんでしょうね。

僕の場合は、DACから直接パワーアンプに繋ぎたい。そんでRCAからの音量が固定だと、スピーカーの音量はアンプ側で調整することになるわけです。アンプは机の下側に置いているため、いちいち操作するのは大変面倒(また30年以上は前のアンプなので、リモコンなどありません)。

正直、この機種を選んだ理由の半分くらいはコレ。

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それで、音質なんですが……。

意外なことに、わりと変わったような。

旧環境と聞き比べる術がないため「なんとなく」としか言えないものの、高音の量が増え、低音が薄めに。その影響か、細かい音まで聞こえやすくなった気がします。

正直言って、前の音の方が好きです……。

A4は、高音よりでHi-Fi調のわりと神経質なタイプのように感じます。温かみがある低音、濃厚な中音域、などを重視する人は要注意かも!?
逆にクールで現代的な、高解像度サウンドを求める人には相性いいんじゃないかと!